— 少年斥候隊の運動は、少年を軍人に仕立てる予備教育のように考えるものがあるけれども、これは甚だしい誤解であって、実は少年をして名誉と愛国との観念を信条化せしめ、精神、身体共に強壮なる人間に仕上げようとするものである。従って其の訓練の如きは、日本武士道の真髄を採ってこれを行うものである —
ロバート・ベーデン – パウエル
100年の歩み
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1907年
ブラウンシー島実験キャンプ -
1911年
乃木希典大将、ロンドンでベーデン – パウエル卿(B-P)と会見 -
1921年
皇太子殿下(のちの昭和天皇)がエジンバラでB-P 謁見— ここに予が、かねてより聞き及んでいたエジンバラ市少年斥候隊の盛大な会合を見ることを得たのは大なる喜びとするところである。 先に予がロンドンを去らんとする前日、諸子の最も尊敬する少年斥候隊長ベーデン・パウエル中将は親しく予を訪問して、この運動が世界の人々は同胞であるという精神をもっており、然してこの運動の成功は、やがて世界永久の平和を建設するに貢献することが少なくないであろうと告げた。 予はこの如く美しい精神を保持するこの運動が、当然収むべきあらゆる成功を勝ち得ることを切に祈ると共に、最近日本において同じ目的をもって起った少年団運動が、時を追うて今日ここに見るような進歩の域に達し、この運動の目的とする貴い使命を実現するに協力せんことを望むものである(後略)—
皇太子裕仁親王殿下(のちの昭和天皇) -
1922年
少年団日本連盟創立 -
1923年
関東大震災でスカウトが奉仕活動を展開 -
1925年
全国的に「ちかい」と「おきて」を統一 -
1939年
山中野営場 富士臨雲健児寮落成 -
1949年
戦後初の全日本ボーイスカウト大会(東京・皇居前広場)皇居前広場で開かれた戦後初の全日本ボーイスカウト大会。最終日には全国から集った約3,500人のスカウトが、日の丸を掲げて銀座でパレードを実施。
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1950年
那須野営場開設 -
1951年
菊、隼、不二(のちに富士)課程制定 -
1956年
第1回日本ジャンボリー(長野・軽井沢) -
1957年
第1回ギルウェル実修所開設 -
1964年
東京オリンピック・パラリンピック奉仕各競技会場内外の参加国旗一斉掲揚や聖火リレーコースの清掃などを実施。奉仕者延べ8万人。
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1970年
万国博覧会(大阪・吹田市千里丘陵)奉仕 -
1971年
第13回世界ジャンボリーを日本で開催(静岡・朝霧高原)日本初開催。87の国と地域から約23,000人が参加。内閣総理大臣が名誉会長を務め、皇太子(現上皇)同妃両殿下がおいでになり、スカウトを激励された。
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1972年
沖縄連盟、日本連盟に移行 -
1973年
第1回日本アグーナリー(愛知・愛知郡長久手)以降、4年に一度開催。近年では、2016年に第12回大会を開催。
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1983年
加盟員数ピーク、33万人超日本連盟の歴史において最大数となる3,919こ団、 331,895人を記録。
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1984年
第1回シニア―スカウト大会(宮城・南蔵王) -
1986年
ビーバー部門発足 -
1988年
「おきて」を8か条に改正 -
1995年
全部門への女子加入承認 -
1997年
阪神淡路大震災で復興支援奉仕震災直後より、地元のスカウト関係者や全国から奉仕希望者が集まり、物資の貸し出しや避難所生活支援、炊き出しや入浴介助など、さまざまな支援を展開。
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1998年
長野オリンピック・パラリンピック奉仕 -
2011年
東日本大震災で復興支援奉仕 -
2015年
第23回世界スカウトジャンボリーを日本で開催(山口・阿知須きらら浜)日本2度目の開催。155の国と地域から約34,000人が参加し、約2週間のキャンプ生活を通じてさまざまな体験をし、国際交流を図った。
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2016年
熊本地震で復興支援奉仕 -
2017年
山中野営場 閉場大和の森 高萩スカウトフィールドをグランドオープン日本連盟創立95周年を迎え、山中野営場に代わる新たな野外活動の場としてオープン。
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2018年
第17回日本スカウトジャンボリー(石川・珠洲) -
2022年
日本連盟創立100周年