農業体験を通して豊かな心を

三重県名張市 山崎 祥生 氏

私は、平成19年から専業農家として水稲、伊賀牛肥育の複合経営の専業農家として頑張っています。近年、日本の農業を取り巻く状況は高齢化や担い手不足により荒廃農地の増加などが問題視されております。

私とボーイスカウトとの関わりは、平成6年から始めた田植え及び稲刈りの体験農業の実践が始まりでした。当時は私の父親が主で指導し、200㎡の水田を手植で植え付け、また稲刈りも手作業により刈り取り、はさ掛けまで体験してもらいました。近年においては、水田の面積も大きい600㎡の場所に移転して田植え機による植え付け、コンバインによる刈り取りの見学も同時に行いつつ手作業の体験をすると共に、水田での生き物調査や収穫後のしめ縄づくりや餅つき大会など、農村文化の伝承についても体験してもらっております。農業の大切さや有難さを実感し、体験農業が豊かな心を育む機会としての次代を担う青少年の健全育成に繋がり将来一人でも多くの農業後継者が育ってくれればと念願しております。

これからも農業体験を通してスカウト活動を応援していきたいと思っております。

氏名 山崎 祥生(やまざきよしお)
年齢 昭和28年2月25日生まれ(69歳)
職業 農業

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